はじめに
前回の記事では「出産育児一時金」と「市の応援金」を中心に、出産費用のリアルを紹介しました。
(まだ読んでいない方はぜひそちらからどうぞ!財布の悲鳴が聞こえるはずです笑)
/【出産費用まとめ】出産育児一時金&市の補助を使った実費はいくら?
さて今回は続編として、妊娠から出産までに受けられる補助金や支援制度をさらに掘り下げて紹介していきます。
- 出産育児一時金(50万円)
- 市からの応援金(私の市では妊娠時5万+出産後5万)
- 妊婦健診の補助券
- 産休手当(今回は予告編)
- その他ちょっとしたキャンペーン
「え、そんなの知らなかった!」というものもあるので、ぜひ最後までチェックしてください。
出産育児一時金(おさらい)
これは前回も紹介しましたが、改めて簡単に。
全国一律で50万円が支給される制度です。
しかも今は「直接支払制度」が主流。
病院に対して直接差し引かれるので、「一度自腹で50万円払って、後で返金」という恐怖のキャッシュアウトは不要です。
後から振り込まれるスタイルではなくなったのは非常にいい流れですね!
市からの応援金(妊娠時と出産後)
私の住んでいる市では、
- 妊娠届を出したとき:5万円
- 出産後:5万円
合計で10万円の支援金がもらえます。
名称は「出産・子育て応援金」だったり、市によって違うみたいです。
ただしこれは後払い方式が多いでしょう。最初の出産費用の支払いには間に合わないので、実際は自腹で一度立て替える必要があります。
妊婦健診の補助金
出産費用と並んで地味にかかるのが「妊婦健診」。
「母子手帳」を交付してもらうときに健診費用の補助券がもらえるのですが、これを知らないと結構ダメージ食らいます。私は最初「え、毎回こんなにかかるの!?」と青ざめました。
妊婦健診の頻度
厚生労働省が推奨しているスケジュールは以下のとおりです。
妊娠週数 | 健診の頻度 | 回数(目安) |
---|---|---|
妊娠初期(妊娠〜23週まで) | 4週間に1回 | 約4〜5回 |
妊娠中期(24〜35週まで) | 2週間に1回 | 約6回 |
妊娠後期(36週〜出産まで) | 1週間に1回 | 約5回 |
👉 合計すると約14回前後。結構多いですね。。。
(病院によっては追加で検査がある場合もあります)
しかも1回あたりの費用は約5,000〜10,000円が相場。
さらに、その都度内容によって変動します。血液検査やエコーがある日は1万円超えることも…。
つまりトータルで10万円以上はかかるでしょう。
補助券のありがたさ
母子手帳を交付されるときに先ほど説明した妊婦健診で使用可能な健診補助券をまとめてもらえます。
金額に換算すると、、、なんと10万円前後の価値があります!
(全然知らなかったので、もらったとき「助かる〜!」って叫びそうになりました)
これを使うことで自己負担は大幅に軽減されます。
もちろん「全部無料」ではありません。差額はその場で支払う必要があります。
👉 ただしこれを知らずに補助券を使わないと、本当に数万円単位で損します。
なので母子手帳は早めに取りに行くことをオススメします!
※一枚一枚に住所や名前を記入しなければいけないのが大変。。。(笑)
書くだけなので、時給計算したら非常に高給です!頑張りましょう!
産休手当(予告編)
ここも大事なポイントですが、内容が長くなるので次回の記事でしっかりまとめます。
ポイントだけ言うと、
- 産休中は給与がストップするケースが多い
- 代わりに「出産手当金」や「育児休業給付金」が支給される
- ただし振り込まれる時期が遅い!
という点に注意が必要です。
基本的に給料の何%とかになるので、なるべく給料高くしときたいですね。。。
詳細は次回の記事で解説しますのでお楽しみに。
その他のちょっとした補助
出産後ですが、私の市では「赤ちゃん応援キャンペーン」と称して1万円が配布されるそうです。
正直「1万円か…まぁ…ありがたいっちゃありがたいけど…」という微妙なテンションになりましたが(笑)、It’s better than nothing! ありがとうございます市役所さん。
まとめ
- 出産育児一時金:全国共通で50万円
- 市の応援金:妊娠時+出産後で合計10万円(自治体による)
- 妊婦健診:14回前後で10万円以上かかるが、補助券で軽減(自治体による)
- 産休手当:あるが支給が遅い(次回詳しく解説)
- その他:自治体によってキャンペーンあり(1万円とか)
おわりに
国や市からの補助は「ありがたいけど、まだまだ十分とは言えないなぁ」というのが率直な感想です。
とはいえ、文句を言ってもお金は降ってきません。
👉 知らないと申請できずにもらえない制度も多いのが現実。
情弱は損をします。
だからこそ、妊娠がわかったら「どんな補助があるか」を早めにチェックして、使える制度は全部使うのが鉄則。
少子化のこの時代、産む側としては「もらえるものは全部もらう精神」でいきましょう!
👉 次回は「産休(女性側)の手当や制度」について徹底解説していきます!
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